ソマリア海賊船、上空1千mからの見分け方 P3C同乗

ソマリア沖やアデン湾で商船を襲う海賊を取り締まるため、海上自衛隊は哨戒機P3Cで上空からも監視をしている。海自の活動拠点のあるジブチを訪問した中谷元・防衛相に18日に同行し、P3Cに試乗した。1千メートル上空からどうやって海賊船を見つけ出すのか、そのノウハウを間近に見た。

 「民航機とは違って乗り心地は悪いですから、気分が悪くなったら言ってください」。搭乗前にこう説明を受けた。

 P3Cは11人乗りの飛行機。離陸すると一気に約1千メートルの高さまで上がった。コックピットに座る2人のパイロットのうち、1人は若い女性だ。前方の窓からは、広大な海が広がっていた。

タルタロス RMT